2007年11月10日土曜日

私の行政書士合格作戦2004年(エール出版)

いきなり合格率が19・2パーセントから2・89パーセントに下がった年だ。この年度の合格体験記はやはり相当に出来る人の勉強方法がかかれているものと想定されるので参考にするべき点は多い。
 昨今は古い合格体験記でもブックオフなどの中古書籍専門店で入手可能なので、もし手に入るのであれば目を通すぐらいは邪魔にならないと思う。
 一般教養にやはり相当苦労された方が多い一方でいわゆるスキマ時間約20分を効果的に利用された社会人受験生の合格体験記もある。中にはかなりごつい憲法の入門書を学習しているケースや、商法総則・商行為の専門書にまで眼を通している方もおられる。行政書士合格からさらに経理部への転勤を機会に税理士に挑戦する旨が表明されていたり、定年までに司法書士合格を表明されている方もおられる。徹底した復讐方式で間違えた箇所を理解できるまで復習されていて、「間違い問題ファイル」を作成されている方が目に付く。間違いファイルの表面には問題、裏側には解答ということで、かなり大変な作業だったのではないかと推測するが、それだけミスを問題文を含めてルーズリーフに作成すれば確かに知識と理解はふくらんでいくし、また他の分野に挑戦するときの下地にもなるだろう。この方は57歳の社会人だったが、50代でこれだけ頑張れる人がいるのだから、もっとそれより若い自分が頑張れないはずはないように思う。
 司法試験組や司法書士受験組の参入も増加していくことが予想されるが結果的にリーガルマインドを適正に保持した社会人が多数生まれることは、社会全体としては良い方向だろう。ただし平成17年の合格率がいったいどうなるのかはまだ不明…

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