財務諸表というかなり変化の激しい科目であるが、多少解説に甘い部分が残るものの総体としてはかなりいい本。「資料」としても重要だし、解説にやや疑念をいだくところや改訂に甘さが残る部分を差し引いても現在書店で入手できる問題集としては最高レベル。過去10年間の問題を収録(14回~23回)。なかなか改訂作業というのも面倒なものかもしれないし、問題によっては改訂どころかまったく別の新作問題にもなってしまう可能性があることは否めない。この方式で薄くてコンパクトで中身が濃い問題集というのがもっと出版されるとよいのだが。価格はやや高めではあるが(2200円)、それでも安いと思わせる問題集。ちなみに図やらイラストやらといったものはほとんど掲載されていないが、そういう図などは自分で苦労して作成したほうがおそらく実践的だと思うのだが‥。
0 件のコメント:
コメントを投稿