2007年10月1日月曜日

SEの職場

著者名;きみたりゅうじ 発行年(西暦);2003  出版社;技術評論社
 元SEの筆者がおくるコミカルな漫画をまじえたSEの仕事の上司・部下論。「好奇心はなによりの宝」「上司とは使われるものではない、使うためのものなのだ」「自分のキャリアパスは自分で描く」…といったかなりまっとうな意見を、実際に存在下であろう上司や部下の「様態」から導出していく…。タイトルがSEとなっているが、実際には他の業種にもあてはまるような事例ばかり。「人月」という言葉を「こういう風にして使うのか」と基本情報技術者の勉強にも役立つようなエピソードもあり。要求定義について「なるほど」と思ったのは筆者の前著に相当するわけだが、専門的な用語も実際の業務の「言葉の使われ方」を知ってさらに納得することしきり。この手の本をさらに読んでみようという好奇心もわいてくる。

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