2007年11月11日日曜日

大特訓 マンション管理士(三修社)

4月ごろ一問一答式の形式にひかれて一回転した。原稿は悪くないのだが、おそらく編集サイドというか文字に癖があるぶんだけ読みづらく、用語・判例・解説の区別がつきにくいのが難点だ。著者は東京法科学院の専任講師なのでそれなりのノウハウが詰め込んであるとは思う。ただこの出版社はいろいろな企画物の本を出すが、どれもアイデア勝負で最後の詰めが甘いというか‥。もう少し気を使って重要事項なりなんなりを強調したり、解説不足のところを加筆するなど工夫をすればいいと思うのだが。価格は2800円。ページ数は500ページを超えるが、こうしたページと価格との効果もそう悪くはないのに‥。
(追記)どうもこの本を書店でみることは少なくなった。扱っている題材はいいのに、どうして売れなかったか。あまりにも内容を詰め込みすぎてぶあつくなってしまった。その結果受験生にとって「こういう点を主張したい」という商品としてのメッセージが伝わりにくくなった結果ではないかと思う。

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