著者名;鈴木敏文 発行年(西暦);2003 出版社;講談社
セブンイレブンといえばPOSシステムが有名だが,鈴木敏文会長は統計のその先まで読み通している。原理原則に立ち返ることを重視する鈴木氏はあくまで顧客満足を最大の目標とし,その次に他社との競争がくる。したがって企業間競争的な要素はこの本ではあまり述べられていない。
情報というものは必ず外部にあり,自分にとって役立つ情報は,自分からでかけていっていかなければ得られるものではない。新しい売れ筋商品は黙っていても向こうからくるものではない。外にあるといってもいつもやってくる取引先にはそういう情報はなく,新しく有益な情報を得るためにはそれまでいったことのないような場所を重点的な場所を探らなければらならない。
そしてまた自分の目で確認できないところをデータで補うということになる。差別化ということは自分の主張を強く持つということである。自己主張がなく横並びでいいという時代は終わっている。コンビニエンスストアが扱うのは2500というアイテム。その中で有効に経営資源を活用していく必要性がある。過去の経験から学ぶことは必要だが,過去の経験だけで物事を考えようとすると失敗する。経験側は自分にとって都合の良い結論を導出しやすいからである。いまどういう商品が店で売れているのだろうか,新商品をいれてからどういう動きを示しているのだろうか。こうしたことに興味がない人間には小売商はういていない仕事だと鈴木氏は断言する。仕事上の問題に対して解決の糸口を見出していくのはかなりエキサイティングなことであり,こうしたことに感動を持てる人間は幸せであろう。同じ店でもはやっている店は,同じお客様が何度もきてくれる店だという。ホームページもそうかもしれない。お客様の来店頻度が低い店ならばそれほど飽きはこないが,来店頻度が多いほど商品と出会う可能性も多いのであるから,飽きがくるのが早いのも当然であろう。前年比割れになる小売店舗はそれなりに理由があるものとかんがえておかなければならない。
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