著者名;日本経済新聞社 発行年(西暦);2004 出版社;日本経済新聞社
日本経済新聞の朝刊に連載されていたコラムを書籍に編集したもの。業界・年齢を問わずに働くということのケーススタディをとりあげて特集している。フリーターや定年前に退職勧奨されたサラリーマンなどバラエティに富んでいる。少なくともこの本と今から20年以上も前に出版された「サラリーマン」(日本経済新聞社)を比較してみるとあきらかに働く姿や理念には多様化がみられる。多様化しているだけに、一つの勤労の美徳で労働者を語ることは難しい。それぞれの理念がそれぞれの方向にあるだけに、会社としても統合や管理がしにくく、これから就職する人間にも目的が見出せないといったギャップがあるのかもしれない。ただし目的がはっきりした労働者は、その方向にむけて努力や時間を集中的に配分して力をつけていくようだ。こうした傾斜生産方式的な労働の美学は個人的にも非常に有用。やはり目的がある程度ないと、努力のもってきようがないということはいえるかもしれない。
0 件のコメント:
コメントを投稿