2007年12月8日土曜日

金融システムの未来

著者名 ;堀内昭義 発行年(西暦);1998 出版社;岩波書店
 1980年代から1990年代にかけて日本のみならず世界各国で金融機関の役割が相対的に縮小したのはロシアや東ヨーロッパなどの市場経済化の流れがあったことを明確に指摘し、ショック・アブソーバーとしての自己資本の役割を明確に説明する。また市場規律と監督官庁は一種のライバル関係にあること、市場規律によって金融機関が選別もしくは規律されることには限界があり、情報開示の重要性を説明する。統計的な分析も加えつつ1998年代から市場規律による金融当局の選別をもとめた新書。かなりの部分が2005年度までに実現化してはいるが、まだ監督当局と天下りの問題など課題が残されている部分も多いと考えられる。

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