著者名;中央監査法人 発行年(西暦);2002 出版社;中央経済社
グローバルスタンダードというと、まず最初に国際会計基準がおもいつくが、その他にも「大英帝国」の財務会計基準やアメリカ合衆国の会計基準も国際的に利用されている会計基準となっており、国際会計基準にもアメリカが与えている影響は大きい。昨今の日本の会計ビッグバンを理解するにはまず国際会計基準との相違点を理解することが結構早いと思われるが米国財務会計基準と日本の会計基準の相違点を理解することも、それなりに有用だと思われる
① アメリカの会計原則は基本的に4つの階層から成立している。まず一番基本となるのが、財務会計基準審議会の財務会計基準書(FASB)や会計原則審議会(APB)、米国公認会計士協会(AICPA)など
② FASBの適用指針やAICPAの立場表明書
③ 実務広報など
④ 実務ガイド
この本では特に①の階層を重視した解説を行なっており非常に興味深い。財務諸表は比較型式で作成することが原則とされ包括利益の報告も義務付けられている。特にSFAS43号では、従業員が獲得した有給休暇に対して引き当て計上を行なわなければならないとしており、昨今、日本でも導入された役員賞与引当金制度と比較してみると面白い。1株あたり当期純利益に関する会計基準やストックオプションに関する論点など日本の企業会計との相違点や工夫・改善の余地のヒントはこの本にかなり多く著述されている。
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