著者名;和田秀樹 発行年(西暦);2004 出版社;日本経済新聞社
数字にこだわった和田秀樹氏の著作物。かなり最近は多作傾向だがそれでも確かに、一連のつながりの中で読者にメッセージが伝わるように構成されている。一人の著者にこだわって読書を深めていくことは、それなりに多読・濫読の中でも意義があるものと思う。一冊ではよくわからなかった著述が関連図書の中で理解・実践につながるケースも多いからだ。
シミュレーションや確率論など一定の数値についてはやはり一種の能力が必要だし、平均・最頻値・メディアンといった概念をもっているだけで、情報の取捨選択につながる。資格試験でも単なる倍率だけではなく、深読みができるようになるのでそれがメリットだ。客観的に自分自身を認識するのは確かに大変なことだが、数値やグラフがある程度自分自身をみつめなおす手がかりを与えてくれる。
和田ファン、必読のビジネス本。
0 件のコメント:
コメントを投稿