著者名 ;小杉俊哉 発行年(西暦);2005 出版社;光文社新書
う~ん‥。「ラッキー」というとどうしても「運」と翻訳したくなるが、どうも筆者のは違うらしい。「偶然をも必然に変えてしまう力」などと説明されているから、多少の「標準偏差のブレ」は吸収してしまうような度量や機転をもちあわせろということなのかもしれない。
いわゆるリスクというのは予定で想定されていないような「ブレ」のことをさす。これつまり、統計学上の標準偏差ということになるが、ファイナンスではリスクと標準偏差はほぼ同義に用いられている。ただこの本ではそういう科学的な意味で使われているわけでもなく、正直いって「オカルト的な部分」が鼻について、最後までくると内容に嫌気もさしてくる。ある種「ノーテンキ」な著述ばかりで、こういう考え方をしていれば客観的には人生に負けていても主観的には勝利者になれるような気すらしてくる。
限りなく自己肯定力を高めたい人にはお勧めだが、あんまりこの内容を実践すると鼻持ちならない人間になる可能性もあるかも。
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