2007年12月9日日曜日

荻窪風土記

著者名;井伏鱒二 発行年(西暦);1983 出版社;新潮社  
 「荻窪の天沼八丁様前に‥」という格調高い文章で戦前から昭和50年代までの荻窪の風土記が綴られる。当時の面影は多少残っているのかもしれないが、もはや昔話に近い物語もある。荻窪から品川まで約四里といわれてももう山手線でしか地図関係がイメージできない。当時の荻窪の主要産物は漬物大根と野菜。関東ローム層で育った野菜を東京の市場まで荷車で運んでいったようだ。
 太宰治もまた荻窪に居を構えていたとか知られざる街のエピソードが淡々と綴られている。

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