著者名;野口悠紀雄 発行年(西暦);1997 出版社;アスキー
いささか時代を感じる部分もなくはない。いろいろな情報機器が紹介されているがその大部分はもはや時代遅れのものだろう。にもかかわらず興味深いのはソフトウェアなり知識なりの限界価値の低下がすでに指摘されていることである。現在おそらく音楽や書籍の単価は相当に低下してきていると思われる。しかしそれもしょうがない部分もある。アナログ時代と異なり現在ではデジタル情報はかなり簡単に入手・整理・蓄積ができるからであり、新刊書籍はもちろんだが、いわゆる中古を扱う店も単価の値崩れには頭がいたいのではないだろうか。しかしそうはいっても依然として価値を残存している名作とよばれるものは新刊であれ中古であれそれなりのニーズがあり、おそらくは本当の価値をもったソフトウェアのみに優良価格がつくということなのかもしれない。もうたとえばいらないソフトなどを販売するよりかは、なんらかの手段で蓄積なり所有しておくほうが、環境にもいいのかもしれないといった気もする。ただ個人的にはこの超整理法ってあんまり役に立たないのだなあ‥。
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