2007年12月9日日曜日

バカの人

著者名;和田秀樹  発行年(西暦);2005 出版社;全日出版
 さまざまな「バカ」についての傾向と対策の本である。たまにこういう本を書いたりするからこの人は面白い。「からっぽバカ」というのは案外最近多くて、要は全部マスコミの論調に流されたり周囲の雰囲気に呑まれたりする人だが、そういう人が多いということはマスコミの論調とは逆の方向性で物事を考えるとうまくいく可能性も高いということだろう。ただし個人的にはモチベーションを高める技術の分類が一番有用だった。
 やる気があるとかないとかはコントロールしにくい問題だし、プランどおりに現実が進行しないケースもしばしばある。自分流にまとめれば以下のようになる。
(1) 努力
 努力が報われないケースは多々あるが方向性の正しい努力を反復演習する(フィードバック演習)
(2) 達成感
 まずは到達可能な目標を設定してそこから「ワザ」を作り出す。試験勉強であれビジネスであれ自分流の成功原則というものを拡充させていく。
(3) 方法の明確化
 成功に至る要因を自分なりに客観的に分析しておく
 この方法の明確化についてはイチローが「ぼくは天才ではありません。自分のやっていることを説明できますから」といった明言をはいている。またイチローはアメリカの小学校で目標設定の重要さをといてもいるが天才には目標は必要ではないが凡才には目標があると進捗度もわかって上達しやすいということになるのだろう。まずは自分なりにいろいろ試行錯誤していくという点でこの本はテーマそのものよりも凡才(バカ)がいかにそこから脱していくべきかという方法論を模索している点で面白いとおもう。

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