2007年12月17日月曜日

ABCの基礎とケーススタディ

著者名;櫻井通晴 発行年(西暦);2000 出版社;東洋経済新報社
 活動基準原価計算についての基礎理論とケーススタディを紹介したもの。銀行業にも活動基準原価計算が導入されているとは知らず興味深く事例を読んだ。製造間接費の低減に有用なほか、顧客満足や経営戦略にも有用な原価計算手法である。伝統的な原価計算では恣意的な原価の配分がおこなわれており、合理的ではないという批判があったがその欠点を克服すべく開発された手法である。まず最初に不必要な活動と重要な活動を識別し、最終的には測定尺度の評価もおこなう。もともと1988年ごろにハーバード大学のキャプラン、クーパーが実務家との共同研究により開発したものでそれが日本に輸入されてきた。利益管理や原価管理にも役立つ情報提供が可能となるので、これから日本企業にさらに浸透するであろう。直接費の管理にも有用であることやサービス業にも適用可能なことなど研究成果が興味深く報告されている。名著であろう。

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