著者名;米山公啓 発行年(西暦);2004 出版社;フローラル出版
非常に内容が薄い本だと思った。おそらく脳ブームということで、書店に並んでいる記憶関係の書籍の「おいしい部分」をつまみ食いして並べて巻頭と巻末にインタビューを掲載して一冊の本にして、監修者には著名な著者に依頼する…といった構成の本だと思われる。具体的にどこの箇所をどこの本から引用しているかもある程度の箇所は個人的には指摘できる。
ただそうした一連の書籍の「要約ノート」として考えればそれなりの意義はあるのかもしれないが…それでもなあ…。やはり原典にあたって、その本を読んだほうが読書の効果ははるかに大きいように思った。企画そのものは悪い本ではないと思うが内容面でのオリジナリティがもっとないかぎり、おそらく重版など多数の読者の支持はえられにくいと思う。それに海馬関係の知識は一般社会には相当に流布しており、記憶に関しても相当に客観的に世間では認識されつつある。そうした時勢に過去の一般書籍の要約ノート的な書籍の価格が1400円というのも解せない話ではある。もっと低価格で、さらには読書ガイダンスのような要素を強く打ち出してもらえばそれほど読んでいて腹がたつこともなかったのかもしれない(実は途中でかなり怒りを覚える部分もあった。なぜかということは特に川島隆太東北大学教授の著作をずっと読んだことのある方や斉藤孝氏のファンなどにはおわかりいただけるかもしれない)。次回の企画に期待したいが…タイトルが一番魅力的な本ともいえるかもしれない…(以上はあくまで個人的な感想ということでご了承のほどを)。
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