著者名 ;江上剛 須田慎一郎  発行年(西暦);2003 出版社;新潮社 
 元第一勧業銀行広報部で現在小説家の江上剛氏と金融ジャーナリストの須田慎一郎氏の対談。江上氏は「呪縛」のモデルともされた人である。
 もともと貴族的なイメージが強い旧第一勧業銀行において、元会長の自殺や役員の相次ぐ逮捕などの時期に江上氏は広報部を勤めている。
 異端であると同時に、組織にとって異端であることは組織に骨をうずめられないことを意味する。実力を蓄えることと、常日頃から会社の外にでたときに何ができるのかを常に考えながら仕事をすることが重要とされる。
 この本の巻末には江上氏の年表と経済事件の年表が掲載されている。平成6年急速な円高 平成7年 日経平均株価14,295円 平成8年 東京三菱銀行発足 平成9年 消費税率5%・山一證券自主廃業・北海道拓殖銀行経営破たん 平成10年 日本長期信用銀行破綻 平成11年 住友銀行とさくら銀行の経営統合発表 平成12年
そごう民事再生法適用申請 平成13年日経平均株価11,000円割る 平成14年
UFJ銀行発足 平成15年 みずほ銀行1兆円増資発表‥
 平成14年には日経平均株価は8,197円を記録している。平成16年もあと少し。これからどんな事件が起きるのか。
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