2007年12月23日日曜日

キャリアアップの投資術

著者名;山本昌弘 発行年(西暦);2003 出版社;PHP研究所
これからのキャリアアップについて会計学とファイナンスの観点から情報と理論がまとめられている。標準化されるであろう英語・情報技術・国際会計といったスキルをマスターする上でキャリアアップとしてビジネススクールなどが隆盛するという前提にたつ。ただし個人的にはビジネススクールや法科大大学院への需要はいずれ落ち込むだろうと予測している。
 司法試験受験生の多くは資格で生きていこうという人間が多い。しかしこれまでも年収500万円以下の弁護士は少なからず存在していた。これからは資格は入り口という扱いになるのだろうが、そうなればわざわざ時間とお金をかけてまで弁護士になろうという人間は少なくなるだろう。結局一時期の歯医者のように、現在では銀行には見向きもされない構造不況業種になる可能性がある。あ、プロ野球選手もそうかもしれないな。あれは何某新聞社とコミッショナーが旧体制の人間なので、構造不況業種だがライブドア、楽天といったサービス産業が入っていくとああした合併問題でのストライキは発生しようがなかった。ともに時代の変わり目を読むことができなかった人たちである。さて、投資をするからにはリターンを常に念頭においておく必要性がある。
 資格取得で何を獲得できるのかはちゃんと理解して授業料は支払おう。ということで1000万円以上も大学院に通学することには何の意味もないと予測しておく。

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