著者名;酒井邦嘉 発行年(西暦);2001 出版社;岩波書店
認知科学とは人間の脳の働きを分析する心理学のこと。脳科学とは異なり、基本的に脳細胞云々などのハードウェアについては考慮されない。あくまでもそのインプットとアウトプットのみを考察の対象としている。
非常に難しい部分もある学問だが実用的ではある。この本はその認知科学をわかりやすく解説したもので、かなり日常生活に応用できる部分が多い。
人間は何かを理解する場合に「言語」を用いるが、具体的な事象を言語に置き換える作業のことを「符号化」という。この符号化された情報が記憶としてとどまるわけだ。これを「想起」とよばれるアクションで再び保持されていた記憶から取り出す。コンピュータと同様に復号化などともいうようだ。
視覚的イメージが頭の中にインプットされると記憶が増加するが、それはおそらく、視覚的イメージと記憶が密接に関係しているからと推察されている。
学習の本質はやはり同じ経験を繰り返すと同時に、心的イメージを重視する方向にあるともいえる。最近の学習参考書にて図式化が進んでいるのは、おそらく心的イメージの重要性を無意識に消費者は感じ取っているからだともいえる。
0 件のコメント:
コメントを投稿