2007年12月17日月曜日

駿台式!本当の勉強力

著者名;大島保彦他  発行年(西暦);2001  出版社;講談社現代新書
 大学受験の老舗駿台予備校の専任講師5人が、それぞれ英語・現代国語・数学・日本史・物理などの観点から、「とらわれ」から「解放」された勉強術を語る。正直言って中身はかなり難しく、これが18~19歳に理解できるものかどうかは不明。ただしこの5つの視点を知ることで、知的領域の高みに到達することはできそうだ。
 もともとこの駿台予備校は、学術肌の人間が多い予備校だが、「講義3」ではセンター入試の現代国語を題材に「物語」論を展開して正解へたどり着き、ラストでは「構造」から「逃走」しようというテーマまで展開する。「講義3」の途中で実は読者自身も「あれー、これって結局一種の2項対立では‥」などと不安にもなるのだが、そこはそれ、ちゃんとした「落としどころ」まで用意してくれている。
 「高み」に立つことで、さらにいろいろな世界を知ることが出来る。こうした先生方に学ぶことができる生徒も幸せだが、この「幸せ」って‥などといろいろ考えること自体がすでに次の新たな物語を各個人が考え出すチャンスなのかもしれない。

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