2007年12月9日日曜日

「風とともに去りぬ」のアメリカ  

著者名;青木富貴子 発行年(西暦);1996  出版社;岩波書店
「風とともに去りぬ」は名作だがその舞台アトランタを実際に尋ねた著者が南部の歴史をルポ的に描く。スカーレットは17インチのウエストをもつ粗野で元気な女性で、それがまた世界的なベストセラーにもなっており、映画もまた名作となっている。ビビアン・リーがスカウトされたのは全くの偶然だったというが‥。アシュレーは伝統的な南部人でレッド・バトラーは伝統に逆らおうとした南部人。そして前者は生き残れないという一種の経験則も導きだしている。「風とともに去りぬ」の中では人種問題は微妙なテーマだが、南北戦争後のいろいろな暴行事件からクー・クラックス・クランが生まれたことや北部人の微妙な差別感情。妙な話だが南北戦争当時は北部が共和党で南部が民主党。そして綿花つみには黒人奴隷だけでなく白人もある程度従事していたらしい。奴隷解放まえ黒人奴隷が逃亡と自由をゆめみて隠語で歌っていた歌がブルースとなる。またグリフィスの「国民の創成」の現題が「クランズマン」(クランの団員)ということもこの本で知る。

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