著者名;古川俊之ほか 発行年(西暦);2001 出版社;文藝春秋
データを逆に読むという作業は確かに大事だが、人口学の見地から人口減少社会が必ずしも「おそれることばかりではない」という主張を展開する。ただし個人的には納得できる論旨ばかりではない。過疎化の拡大や介護の労働人口の対応などについての懸念は表明されているが、受験産業にとっては体質改善、消費・投資についても楽観的すぎる「予測」が主体となる。論理の反対は確かに重要なことではあるが、あまり納得する読者も少ないのではないか。過疎の度合いもおそらく地域によっては様相が相当に異なってくるだろうし‥。ただし建設部門や土地の値下がりについては同感。人口が減少すれば相対的に土地の供給量は増加する。長期的に見れば、やはり土地価格は相当に下落していくものと考えるのが通常で、別の付加価値が認められる特殊な地域のみ土地の価格があがると考えるべきなのだろう。
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