2009年1月27日火曜日

勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド(ディスカヴァー携書)

著者:勝間和代 出版社:ディスカヴァートゥエンティワン 発行年:2008年
 御茶ノ水駅前にあるM書店に行くと、著者直筆のポップが置いてあった。マーケティング活動、販売促進活動を実践しているこの著者は、最近では自己啓発や「市場の失敗」などにも発言をするようになってきている。一種の社会的実験を自らの著書で行い、仮説の立案と修正を繰り返しているようにも見える。もしかするとインディペンデントな生き方についても、将来的には改訂バージョンが出来上がるのかもしれない。外部環境はめまぐるしく変化しているし、コアになる部分以外で修正すべき部分がでてくれば当然第2版、第3版といった改訂バージョンも必要な場合がでてくるだろうから。
 さて主に女性をターゲットとして書かれたこの本は、実は男性にとってもエッセンスは活用できる構図になっている。個人的には「仕事の場の外で学び続ける」というチャプターが非常に面白かった。「資本主義では情報はお金そのもの」というばっさりした要約から、毎日新聞を読むことや、専門分野の雑誌を1ヶ月に1冊といった具体的な目標までブレイクダウンされているので、何をすればいいのかわからない場合にはとりあえずこの本の「目標」を自分に設定して、それから自分なりにカスタマイズすることもできる。隙間時間の勉強についても「1・5倍の効果」とコンサルタント出身らしい大まかな数値を計算してくれているので、目標と実行の両方に有用。新書サイズの本ではあるが中身は相当に詰まっている本だ。

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