2010年12月26日日曜日

考える力をつくるノート(講談社)

著者:茂木健一郎、細谷功、内田和成、藤巻幸夫、小山龍介、香山リカほか 出版社:講談社 発行年:2010年 本体価格:1600円 評価:☆☆☆☆☆
ビジネス書ブームといわれているが、正直、同じような内容でしかもタイトルが長い書籍のオンパレードに食傷気味になってきた。方法論としていくつも自分の頭のなかに入れておくのは有用ではあるが、メモやノートの取り方だけでも今は100種類以上の本は出ているだろうし、勉強法の本も100は超えている。おそらく実際にメモとるときには手近のメモに忘れずに記録しておき、勉強も最終的には自分のノートに手書きでしっかりかく…ということに尽きるのだと思う。で、この本は慶應義塾大学の丸の内シティキャンパスでの講演会をまとめた本。一線の学者・医者・著者の考え方が凝縮されており、けっこう便利。この本の内容だけでビジネス書の大半はカバーできるのではないかと思う。一般人にとっても考えることはもちろん大事だが、ハウツーばかりがいやに多いのに嫌気がさしてきているヒトには特にオススメではないかと思う。

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