2008年1月27日日曜日

プロフェッショナル仕事の流儀

著者名;茂木健一郎&NHK「プロフェッショナル」製作班 出版社;NHK出版 出版年;2007年
 盲導犬訓練士、バレリーナ、半導体メーカー、競馬調教師、デザイナーの各職業のプロフェッショナルが仕事を通じて得た「感覚」について主に語る。こうした職業での「感覚」をいかにひきだしていくのか。茂木健一郎が見事な質問技法をみせる。「目と目があうコミュニケーション」以外に馬とはそれ以外のコミュニケーションも必要な雰囲気をただよわす「勝負は厳しい」というようなコメントが、読んでいる読者にはさらに厳しい。やる気がない場合にはやる気がない原因(目標が定まらない、悩み事がある…)といった根本的なところを解決しなくてはならないが、そうしたやる気についてはプロの方々はそれぞれ独自にやり方があるようだ。「気持ちをデザインする」というデザイナーさんの言葉が重い。自分ははたして使い勝手のいい「商品」を製造してきただろうか、どうだろうか。読者にも課題を投げかけるNHK出版の名作インタビュー集だ。昨年末12月20日に出版。

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