2008年1月7日月曜日

超手帳法

著者名;野口悠紀夫 出版社;講談社 出版年度;2006年
 やはりどう考えても名著。手帳という概念をA4サイズで統一化して、しかも利用者の便宜におうじてカスタマイズできるようにした最大の発明。「本はメモの集合体である」といった何気ないセンテンスがまたしびれる。仕事を分解してなんとか「8割がたの完成をめざして進む」という仕事の方式も非常に有用。最初から320ページあるとわかっているものに0から取り組むよりもまずはその8割の完成をめざす…というのが合理的でもある。もちろん既存の手帳が無意味になったということではなく、それはそれで利用価値はあるのだが、スケジュール管理やto doに関してはこの超整理法にまさるものは今のところない。おそらく考えをまとめたり、蓄積型のノルマのチェックなど普通のノートで充分だと思うし、逆に差込式の超整理法にはそぐわない部分もあるのかもしれないが…。これからますます発展・進化していくことが期待される超整理手帳の理論部分を紹介してくれる名著。

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