著者名;藤田敏郎 出版社;平凡社 出版年度;2007年
「生活の質」をいかに維持しながら高齢社会を生きるべきか、という視点からメタボリックシンドロームに始まり、血圧管理の重要性を説く。東京大学医学部教授の本だけあって数値データや症例がかなり細かく紹介されている。早期発見、早期治療の前に「生活の改善」を重視する姿勢に好感がもてる。望ましい食生活についても細かく書籍の後ろのほうで紹介。ナトリウム以外に最近個人的に注目しているカリウムについても、「細胞の働きを正常にしてくれる」と紹介。カリウムを多く含んでいる食材も掲載されている。そのほか血管拡張機能をもつマグネシウムやカルシウム、有酸素運動のしかたなど具体例がもりだくさん。新書サイズでここまで詳細に解説してくれているのはありがたい。
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