著者名;滝澤ななみ 出版社;TAC出版 出版年度;2007年
おしゃれな白い表紙とグリーンの取り合わせのカバー。中身は蛍光色のピンク色と黒い文字だが、これは人の好き好きではあろう。色使いが激しい分だけ、イラストの線をもう少し少なくしたほうが見やすかったかもしれない。しかしこのA5サイズの書籍のもっとも大胆なのはその項目の並べ方ではなかろうか。だいたい30分ほどで読み終わったが、いきなり「株式会社とは」から入り、剰余金の配当と処分、そして合併、無形固定資産、繰延資産、社債と株式会社会計でもわりと「骨のある部分」を前半に配置。そして無形固定資産とは別個に後半に有形固定資産をもってきたり、有価証券や銀行勘定調整表をもってきている。もしかすると3級である程度学習した事項は後半で復習させてまずは株式会社会計を叩き込むという発想なのかもしれないが、目次そのものはかなり大胆な構成だ。わかりやすいかどうかはまた同種類の書籍が多数出版される中、受験生にとっては選択肢が増えたということでいいことなのかもしれない(一種類しかないとそれしかもう読むしかないが、読んでいて相性が悪いと思えば別の参考書や問題集に変更すればいいわけだし…)。
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