2008年1月7日月曜日

頭のいい人の「質問力」と「返事力」

著者名;和田秀樹 出版社;新講社 出版年度;2007年
 「感情に左右されない」返答というのを筆者は別の書籍でも繰り返し強調されていたが、この本でも「返事をするならば事実にもとづいて」、「質問をするならば感情に左右されない」ことを非常に強調している。会議などでも実際によくあることだが極端に感情に左右された発言は、周囲の人間の自由で活発な議論を妨げると同時に、悪感情はすべての論理性をむちゃくちゃにしてしまう。これだけそのことはある意味社会常識であるにもかかわらず感情が抑制できないケース。それは当人の未成熟ぶりを逆にアピールしてしまう結果となる。「気持ちのいい返事」「明るい返事」ってすごくエネルギーがいるのだが、でもしかし日常生活のさまざまな部分でレスポンスの仕方は逆に相手に非常に大きな影響を与えるのもまた事実なのだと再認識。

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