2008年1月3日木曜日

ザ・マインドマップ

著者名;トニー・プザン 出版社;ダイヤモンド社 出版年度;2005年
 マインドマップという言葉自体はだいぶ定着してきたが実はまだこうして実際にマインドマップを活用するまでの領域にはなかなか達していない。ただし「手書き」が基本というのと最低限A4の紙があえばノートが作成できて項目の整理がつけられるというのは確かにメリット。特定のフォーマットなどは実はカスタマイズするのに非常に不便だが、ある意味このマインドマップには「公式」的な約束があるようでそれほどないのが利点。現在愛用しているA4サイズもしくはA5サイズの超整理手帳との相性もいい。途中で書きかけのマインドマップを超整理手帳に挟み込んでもいいわけだし、この点は白紙1枚で応用可能という意味で貴重なスキルだと思う。プレゼンテーションにはなかなか使いにくいと思ったが、項目の整理や項目の整理を通じてなにかの新しいコンセプトを打ち出すといった場面ではわりと使える。また一度書いたものを整理しなおしてさらに整理することで体系的にしていくという方法も他の場面で使える考え方だと思う。後はもう少しだけ、初心者が入りやすいようにすればもっとマインドマップ的な要素は世間に定着するのではなかろうか。発想自体は非常に優れた方法だと思うが、「敷居」が高いと思わせてしまう要素がどこかしらにあるのが残念。

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