2007年8月19日日曜日

人付き合いが楽になるちょっとした習慣

著者;和田秀樹 祥伝社 2005年
自 分の感情を知るためには他人が必要…というあたりまえのことをサラリと指摘。さらに日本文化の中で「場」が読めない人間がいかに苦労するかということも 「甘えの理論」とともに解説。「自己愛性人格障害」についても解説されているのだが、これってたまに見かける。特徴としては、「自己の重要性に関する誇大 な感覚」「限りない成功、権力などにとらわれている」「自分だけが特別」「過剰な賞賛をもとめる」「特権意識」「対人関係で相手を不当に利用する」「共感 の欠如」「他人に嫉妬」「尊大で傲慢な態度」…あああ、思い当たるフシのある人いるなあ…。結論としては大概の人に敬遠されて、仮に高い地位についても周 囲には「イエスマン」しか残らないと著者は著述。ただ、実際に本当に自己愛性の人が「孤立」するまでには周囲の人間にとっては本当に迷惑なことしきりなの だが…。最低限のルールを自分で決めて自分にそれを律するというのが一番効果的ということになるようだ。確かに最低限のルールを自分で決めて、あとは場の 状況によって「共感能力」の有無が発揮されるのだろう。

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