2007年8月19日日曜日

「挫折しない整理」の極意

著者名;松岡英輔;発行年(西暦)2004;新潮社
 材料と道具を分けて、材料は先入先出法で、道具は後入先出法で管理しろ…というのが面白い。付箋とか鉛筆とかいうものは古いものからつかっていって自分の ためになるようにどんどん消費していくべきもので、道具はパソコンのように最新のものから使い倒していくという発想だ。著者はさらに道具を①加工道具②仕 事道具③遊び道具④お洒落道具とわけていっているのだが、これは人それぞれかもしれない。ただコンピュータの「スタック」という処理は「上乗せ」という方 法で自動的に「スタックになるように」データを管理しているという指摘は非常に有効。さらに能力管理と道具の管理には密接な関係があるというのも納得がい く。ミットを大事にするのはキャッチャーにとっては必須のことだろうし、能力があればこそバットやミットの管理も慎重にしていくだろう。道具と材料という 2つの「見方」が蓄積できるという点ではわりと個人的には役に立つ本。

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