2007年8月19日日曜日

大人のための超「勉強法」

 和田秀樹著・アスコム・2007年
 記憶の保持率について「復習」がいかに大事かということに力点が置かれていると思う。大人になると同じ本を読み返すことはあまりないのだが、和田秀樹さんの本は新作が出るたびに前のバージョンの本の内容がバージョンアップされて著述されているので、必然的に復習しているのと同じ効果となる。試験に必要な情報だけをいかに効率的に取り込むか、いかに記憶の保持率を高めるか、というポイントは学習時間の半分を復習にあてる、ということに尽きるようだ。さらに自分自身への「認知」を間違わないように自問自答するという姿勢の大事さも改めてこの本で力説されている。推論(仮説力)の偏りをいかになくすか、というのは難しい…。ウェブをやっていることそのものは自分自身を客観的にみつめるきっかけにはなるのだが「偏り」をどうやって是正していくのか、基準は何か…と考え出すと結構奥が深いのかも。

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