2012年5月14日月曜日

接客販売入門(日本経済新聞出版)

著者:北山節子 出版社:日本経済新聞出版 発行年:2004年 本体価格:830円
 著者ご自身が小売商での実務家で、さらには衣料品店などでのユーザーでもある。衣料品を購入するときのセリングポイントや接遇などに非常に詳しい。まあ、最近はこうした接遇やビジネスマナーは自らの「業務」のために固め読みしており、だんだん辛くはなってきているのだが、この本は新書サイズでイラストはおそらくイラストレーターで作成してデジタルな感じで好ましい。接遇に加えて小売商でのオペレーション業務(在庫確認などの業務)にも応用がきくようになっているので、衣料品や食料品店などの従業員には即効力がありそうだ。
 韓国の小売商との比較もちらっとでてきており、なるほどと思う。韓国の小売商はどちらかといえばブッキラボウな感じでその後笑顔になるが最初は「日本人だから距離をおかれているのかな」とあれこれ考え込んでしまう場合も。ただそれは韓国人でも日本人でもわりと共通していて、いったん打ち解けると非常に深いところまで話ができるのが特徴。とはいえその精神は見習うにしても小売商の戦国時代となっている日本では、笑顔は大前提になるだろうが…。クレームの受け渡しなどの書式が個人的には有用だった。

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