2011年12月1日木曜日

クラウド「超」活用術(C&R研究所)

著者:北真也 出版社:C&R研究所 発行年:2011年 本体価格:1500円
 「クラウド」という言葉で思いつくのは、「おそらく外付けHDDは3年前ほど売れなくなっているだろうな」ということ。現時点ではテキストでも写真でもevernoteやskydriveにあげておいたほうが、汎用性もあるし、データのっ保守性も確実だ。大手IT企業のサーバに格納されているデータまでが破損するような事態が生じれば、個人宅にあるような外付けHDDなどひとたまりもないだろう。で、この本ではevernoteやタスク管理のソフトウェアなどをいろいろと解説してくれている。googleカレンダーやドキュメントなどはiphoneを持つ前から活用していたが、…。正直、この本の筆者ほどクラウドにどっぷりつかるところまでは現時点では想像もできない。iphoneがすごく便利なアイテムであることは実際に使い始めてみて実感した。クラウドコンピュータとの相性は携帯電話などとは比較にもならない。ただし、クラウドにあまりにも依存しすぎても、知的レベルは活性化しないような気がした。スマホの画面に入力するよりも「まずはやってしまえ」という勢いのほうが大事な局面はいくらでもある。あくまでもクラウドは「従」で手書きのメモや論文などが「主」。記憶するのであれば、やはり手書きで反復演習が一番で、本当に重要な情報であれば、evernoteなどに記録しなくても自然に頭に入り込んでくる。クラウドに向いている情報、それって結局、「さほど現時点では重要ではないけれど、いつかは重要になるかもしれない」という微妙なtipsではないか、という気がする。

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