2011年12月17日土曜日

利益思考(東洋経済新報社)

著者:グロービス著・嶋田毅 出版社:東洋経済新報社 発行年:2010年 本体価格:1,600円
 付加価値の高い商品が売れるとはかぎらないという、一見あたりまえのようでいて仕事をしているとつい忘れがちになりそうなテーマから始まる。経営者の視点で利益を考える、発想力の重要性など興味深く読めるビジネス本。利益構造を考えるという点でいえば、おそらくはこの本の印税で収入を稼ぐという目的よりも、○○○○○大学院に社会人を呼び寄せることによって利益を獲得するという作戦かな、とも思える。それが悪いということではなくて、まさにそうしたビジネスモデルこそが、優れた経営のあり方(利益思考)といえるのかもしれない。いろいろな事例が紹介されており、それがまたページをめくるスピードをあげる。「経営学入門」とか「経営戦略入門」などでは書店で手に取る読者も少ないだろうから、ネーミングとしても優れていると思う。

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