2012年1月1日日曜日

人事部は見ている。(日本経済新聞社)

著者:楠木新 出版社:日本経済新聞社 発行年:2011年 本体価格:850円
 今も昔も隠然たる力があるようにみられている人事部もしくは労務部などであるが、実際の人材育成や管理はそれぞれの事業体にあることが多く、人事評価も必ずしも公正妥当なものではないことがわかる。よく会社のOBやOGなどにあっても意外に会わないのが人事部や総務部にいた…というような人で定年退職後の身の振り方っていまひとつわからない。どこぞの子会社などへ出向してそのまま定年退職という道筋かもしれないが、あまり人事部などは気にせず自分なりのモチベーション管理をしっかりやっておくことが大事なのでは…というような結論が導き出される。一つ興味深いのは直属の上司がどれだけあれこれいっても第三者の部署にはある程度真実がみとおせるということ。人事部は見ているのだがかならずしも直属の上司の言い分ばかりを鵜呑みにしているわけでもなさそう。

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