2010年11月27日土曜日

ユリウス・カエサル ルビコン以後 上巻(第11巻)(新潮社)

著者:塩野七生 出版社:新潮社 発行年:2004年(文庫版) 本体価格:476円(文庫版)
ルビコンをわたったカエサルは、リミニへ無血入城する。戦闘の準備ができていなかったポンペイウスはローマから脱出。地中海沿岸を勢力下におさめていたポンペイウスとしては、ローマでカエサルと戦うよりも、クリエンテス(後援者)の支持が得られる国外で軍団を整備するほうが有利な展開だった。まずスペインでポンペイウスの軍団とカエサルは戦い(スペイン戦役)、現在のフランスマルセーユを陥落、北アフリカ戦線で部下のクリオが大敗したものの、戦場はギリシアへと移る。ファルサルスの決戦でポンペイウスの騎兵部隊をおさえこみ、ポンペイウスはエジプトへ敗走する。さらにそれを追撃したカエサルはポンペイウスのエジプトによる殺害を知ると同時に、クレオパトラで出会い、アレクサンドル戦役をへてエジプト王国の内紛を平定する。

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