2007年9月30日日曜日

実践EQ人と組織を活かす原理

著者名;リチャード・ボヤツィス、アニー・マッキー 発行年(西暦);2006  出版社;日本経済新聞社  
 日本でベストセラーになったのはダニエル・ゴールドマンの「EQ]が5年前ほどだろうか。正直当時の「EQ]自体はそれほどわかりやすくもないし、実践的でもなかった。IQに対して人との共感能力などのEQという概念がある、という指摘がちょっと一般向けに宣伝された程度でそれをどのように活用していけばいいのか、あるいは活用していくためにEQをどのように育成するべきなのかといった具体的な視点やノウハウはなかったように思う。本書では具体的な企業のケーススタディなどもふんだんに紹介されており、リーダーシップや組織原理などについてかなり細かく丁寧に著述されており、もし巷にあるEQ関係でより具体的な内容を、ということであれば本書はやはりお勧めだろう。また生まれたての経営概念であるだけにさらに緻密な研究をへてよりソフィストケートされた書籍がこれから出版されることを切に希望。

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