2007年9月30日日曜日

新会社法これだけでいい

著者名 ;大田宗男 発行年(西暦);2006 出版社;三笠書房
 会社法はぜんぶで979条あるがそのうちの一部を切り取って文庫本で紹介。ただしその内容にはだいぶ商法時代からの名残のようなものも残存しており、商号の論点や自己株式の消却など商法の流れを大きくひきずった会社法入門の入門といったところか。2006年5月の発行なのでまだ法務省令などの分析もあまりすすんでいなかった時期ではなかったかと思う。ただ文庫本であれなんであれ、入門のこうした形式から会社法に興味をもっていくのはすごくいいことではあり…。もし改訂版を出してくれるのならば商法の残存部分を切り落としてもっと会社法独自の領域(第2章)をふくらました構成内容を希望したい。

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