2007年9月30日日曜日

「仮説力」のすすめ

著者名 ;和田秀樹 発行年(西暦) ;2007 出版社;アスコム
 仮説の種になる発想のヒントをいかにつかむか、という書籍。周りを観察して、素朴な疑問を大事にし、なんでも自分の仕事に関係づけてみる。さらにいろいろな人の立場で物事をみてみるなど具体的なアイデアが満載。ただしこの立場をかえて物事をみる、というのが非常に難しいことではあるのだが。1つの問題に対して複数の解答を用意するなど現実的な対応というのは確かに大事なのだが、その訓練をいかにつんでいくのか、というのは難しい。情報を集めてもそれを実際に使って整理しなければ知識にならないというのは同感。というよりも「情報を整理」するだけでもかなりの「知識」が身につくというのは実は最近実感しているところ。文房具やノート、メモなどを場所を決めたり、情報の整理方法を考えたりといった工夫をするだけで、自分自身の行動原理がだいぶ改善されてくるのがわかる。情報を整理するのが第一段階で、その次が情報を加工するというアウトプットになるのだろう。このインプット・アウトプットの流れをいかにスムースにして仮説を立案していくか、検証していくかがポイントになるのだと思う。

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