著者名 ;林成之 発行年(西暦);2006 出版社;講談社現代新書
いろいろな節目節目には「ああ、勝負時だな」と思うことがある。そんなときに大事なのが「勝負脳」という一種のメンタルトレーニングの要素だ、というのが著者の主張で具体的なエピソードが満載。「意識の二構成理論」という用語で外意識と内意識の両方が人間にはあるという仮説を展開。バッターが実際にはみえるはずがない球を打てるのもイメージ記憶の一種と断定する。記憶と心は連動しているというもジュレータ理論も面白い。成功するイメージ記憶というのも「できるだけ陽気にふるまう、他人に好意的にふるまう、そうありたいと思っている自分になったつもりで行動する、悲観的なことは考えない…といった習慣付け」が大事とされているが、感覚的にも納得はできる。
①目的と目標を明確にする
②目標達成の具体的な方法を明らかにして実行する
③目的を達成するまでその実行を中止しない。
「相手の攻撃はチャンス」「相手の長所を打ち砕け」「相手の立場にたつ」、「運動知能も表現知能の一つ」といった非常に有用な理論とテクニカルな話が満載。
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