2012年9月25日火曜日

生きる悪知恵(文藝春秋)

著者:西原理恵子 出版社:文藝春秋 発行年:2012年 本体価格:800円
 まあ、この著者、T女子高中退から大検、そして美術大学とかなり若いころからはちゃめちゃ。白夜書房のパチンコがらみのころからユニークな生き様だったが、この本では水産会社も経営されているとか。ど根性はやはり座ってる。「ぼくんち」という漫画のなかでも主人公が「商売はコツコツあてて」という絵柄があったのだが、この本ものっけから「コツコツ」あてていく方法を紹介。「横入り」のすすめとかモデルになる人を探せとか意外にまっとうな意見で、それがまた自分の会社やサイドビジネスの水産会社などの成功につながっているのかな、と。
 ま。「生きてるだけで丸儲けだわな」と山谷あるなかでふっきるには良いきっかけになる本だ。まあ、ふっきれるかそれともズルズル後をひいていくのかは個人それぞれの性格もあるが、この著者ほど合理的に考えられる人間であれば多少の失敗やらなんやらは後にはひきずらないだろう。それにしてもページの合間合間に著者直筆と思われる毛筆のネームが印刷されているのだが…非常に字が汚い…うえに漢字、間違ってないかっていう疑念が…。

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