著者;掘 准一 出版社:朝日新聞出版社 発行年:2010年 本体価格:700円 評価:☆☆☆☆
ちょっと文字が大きくてさらにページが薄いのが難点。これで700円はやや割高で、用紙代を考慮してもさらに50円ぐらい引いてもいいような気がする。中身は面白く、虫歯や歯槽膿漏の予防など日常生活にすぐ役立つ実務的な知識から豊臣秀吉の歯の分析など歴史的なエピソードまで幅広いテーマがおさえてある。東京大学の教官の「虫歯」についてのエピソードも面白い。実名は記述されていないが、民法の泰斗というだけで「ああ、W先生だな」とだいたい推察できるようになっている。だが書店でいきなりこの本を手にとって価格をみたら、ちょっと読者はひくのじゃないかなあ。なにせ割高感が…。
オリジナルの図版が掲載されており、人種による口や鼻の分析なども興味深い。
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