2009年2月25日水曜日

頭がいい人、悪い人のパソコンの使い方(三笠書房)

著者:メディアアルタ 出版社:三笠書房 発行年:2005年
 よくあるショートカットの使い方などがコンパクトにまとまっている文庫本だが、だいたい7割ぐらいはすでに自分で実行していても3割はやはり知らなかったテクが掲載されている。「ネットの使い方」で差がつく…という指摘は2005年からかなりネット環境が変化した現在でも通じる法則ではないかと思う。特にマイクロソフトの25GBサイズのスカイドライブというサービスはかなり注目すべきで(当然この本には掲載されていないけれども)、サーバが天下のマイクロソフトだけに余計なバックアップ機能でさらに保存すべきデータ容量が増加するよりもスカイドライブにアップロードしてしまったファイルはむしろ削除してパソコンからなくしてしまうということもできる。おそらくよほどプライバシーに重要なデータ以外はウェブやネットのフォルダにあげてしまい、必要なときだけダウンロードするという方法がこれから主流になるのではなかろうか。物理的に何百GBのHDDがあっても壊れたらそれまでだが、サーバに記録されているデータはミラーリングそのほかで相当厳重に保管されているはず。個別のパソコンの能力に期待するよりも、ネットワークのサービスを信頼するほうがよほど効率的な時代に入ってきたと思う。エッセンスは今なお通じる貴重な法則が掲載されているのは嬉しい文庫本。

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