サブタイトルが「組織風土の変革」なのだが、メインタイトルよりもサブタイトルのほうが本書の本質を現していると思う。組織の不祥事はたまたま起こるのではなく組織風土から必然的に発生するというメカニズムの解説が行われており、JCO事故や金融不祥事などが具体例として取り上げられている。会議のあるべき姿や権威主義の暴走など、他の不祥事にも通じる解説が展開されており、会社などに勤めるビジネスパーソンで、「ああ、これはあれと関係がある」とすぐに身近な例に思い当たることが多いのではないか。権威主義的な人間を見抜き、なるべくその特性に合わせて社内で対応し、企業不祥事を防止する。非常に実用的な内容で、しかも実例が取り上げられているから応用が利きやすい。また数値など間接的指標を利用するといった著述も非常に納得がいく。巻末には著者の過去の著作物のリストも掲載されており、興味のある分野をレファランスすることも可能。
かなりいろいろな分野の書籍を読みますが、まずはビジネス関連書籍を中心に…なお個人的な☆印ですのであまり御参考にはなさらず…自分の好きな本を読んで好きなように活用していただく一助になればと思います。現在合計で2143冊の書籍についてアップロードしています_¢(0-0ヘ)。そろそろ「タグ」をまめにつけて整理していこうかな、と考えています。順不同ですがそのうちに分類基準を決めていきます【^_^】 「濫読」ではあるのですが、定期的に 1.民法・会社法 2.財務会計 3.近代経済学 4.流通・マーケティング 5.世界史関係 の書籍は読むようにしています。
2009年2月11日水曜日
ナンバー2が会社をダメにする(PHP新書)
サブタイトルが「組織風土の変革」なのだが、メインタイトルよりもサブタイトルのほうが本書の本質を現していると思う。組織の不祥事はたまたま起こるのではなく組織風土から必然的に発生するというメカニズムの解説が行われており、JCO事故や金融不祥事などが具体例として取り上げられている。会議のあるべき姿や権威主義の暴走など、他の不祥事にも通じる解説が展開されており、会社などに勤めるビジネスパーソンで、「ああ、これはあれと関係がある」とすぐに身近な例に思い当たることが多いのではないか。権威主義的な人間を見抜き、なるべくその特性に合わせて社内で対応し、企業不祥事を防止する。非常に実用的な内容で、しかも実例が取り上げられているから応用が利きやすい。また数値など間接的指標を利用するといった著述も非常に納得がいく。巻末には著者の過去の著作物のリストも掲載されており、興味のある分野をレファランスすることも可能。
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