2010年10月12日火曜日

図解で身につく!ドラッカーの理論(中経出版)

著者:久恒啓一 出版社:中経出版 発行年:2010年 本体価格:600円
「女子高生の…」が大ベストセラーになった余波だろうか。ドラッカー関係の書籍が書店でかなり目につく。このブームはいったん始まって、いくつかの良書を残してまた別の経営書に目が向くと思われるが、そのなかでもこの文庫本は書店のワゴンに平面陳列され、お値段もお手ごろということで売れているようだ。図解が左側、文章が右側だが、当然のことながら、何かに応用しようという場合には読み返したり、自分なりに仮説をたてて別の局面に使えるようにしておかないとならない。顧客創造の重要性は、小売商からメーカーまで幅広く浸透しているが、その顧客創造をなしうる大きな手段が①イノベーションと②マーケティングだ…としたドラッカーは先見の明があったということか。今ではある程度知恵のまわるお店ならばどんなに小さなお店でもなにがしかの仮説にもとづいたマーケティングとIT機器によるイノベーションはするようになった。後は、ひととおり出回ったIT機器でさらに別の展開をどう組み立てるか、がポイントだが…。

0 件のコメント: