著者:ヤマザキマリ 出版社:エンターブレイン 発行年:2010年 本体価格:680円
コミック単行本としてはやや高めの680円だが、題材が非常に難しく「お風呂関係」に限定されているのでやむをえない価格設定か。Ⅰ巻が入門編とするとこのⅡ編はさらに「コア」な方向へ題材を絞り込む感じ。読者もおそらくこのⅡ巻でかなりふるい落とされそうな感じがするが、日本のお風呂の題材をローマ時代にもっていけば…というこの展開、ひねりを加えるとすると、「男色」「お風呂のマナー」といったあたりから、さらに究極の展開になりそうな予感。いずれにせよ、風俗系の話も取り扱わなくてはならないだろうが、Ⅲの展開が今から楽しみだ。なんとなくお風呂につかりながら「芝居を見る」ってな展開は予測の範囲だが(健康ランドの映画みたいなもので)、さらにはお風呂の中での読書とかもありうるかな、と。まあこういった予想をいかに華麗に裏切ってくれるかというのも次回の楽しみになるのだが。
0 件のコメント:
コメントを投稿