2010年3月16日火曜日

「あれこれ考えて動けない」をやめる9つの習慣(大和書房)

著者:和田秀樹 出版社:大和書房 発行年:2009年 本体価格:1300円
評価:☆☆☆☆☆
 「試行錯誤」「実行力」「試行力」「共感」「甘え」「過去問題の研究」といった種々の事例をこれまで和田秀樹氏の著作物から教わり、それぞれ現実の場面で実行に移していった。実際に著作物の内容を実践してみて、個人差はあるだろうけれども、対費用効果が最も高いのはやはり和田秀樹氏の著作物だと思う。「効率性」を重視する経済評論家の何某氏の著作物も同様に実践してみようとしたが、あまりにも人間離れした「ワザ」が多くて途中で挫折。やはり適度に人間の弱さや迷いといったものをあらかじめ想定した和田秀樹氏の本は、私のような凡人には実行しやすい。日曜日や土曜日などにどうしても予定をあれこれ積み込みたくなるところだが「何もしないのも行動のひとつ」(139ページ)と断定してもらえるとほっとしたくなる。他人の視線をさらりと流せる人間というフレーズもでてくるのだが、他人の評価や視線をさらっと受け流すことができればやはり日常生活の重荷は相当に減少すると思う。ま、「冷静に考えれば事故にあう確率は0でもなければ1でもない」といった考え方(27ページ)、パソコンや数字による管理体制が強化されていくであろう今後はさらに大事な考え方になっていくだろう。

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