2008年12月16日火曜日

原因と結果の法則(サンマーク出版)

著者:ジェームス・アレン 出版社:サンマーク出版 発行年:2003年
 聖書の次に売れているといわれる「自己啓発本」の古典。原因は「精神状況」、結果は「リアルな現実」という大雑把なくくりでいいのではなかろうか。「穏やかな心」をいかにして構築していくか、また穏やかな心はどうして大事なのか…といった自己啓発的な文章が並ぶ。この手の読み物は苦手なのだが、ただ「穏やかでないと人は信頼しない」というくだりにはなるほどと思う。動物的な心は最終的には「貧しさ」につながるというくだりも「なるほどなあ」と…。実際、アニマル・スピリットで博打やらそのほかのジャンルにのめりこんだ人って「貧乏」にいたるケース多いし…。1902年に英国で出版されて日本でも自己啓発本の名著として有名に。現在この続編も出版されているがやはりこの第1作を熟読するべきなのだろう。カーネギーなど他の自己啓発本の著者にも大きな影響を与えたとされる古典中の古典。ただし読みやすい文章で書かれており、一気に読み終えることができる。

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