商品もしくは製品に関する消費者のクチコミなどの情報を総称してbuzzといい、このbuzzを利用したバズ・マーケティングをいかに構築していくか、といった視点でわかりやすく説明がされている。このバズ・マーケティングに向いている製品は「会話型製品」でしかももとの製品の品質は当然よくなくてはならないという前提はある。悪い製品であれば悪いバズが構築され売上はさらに落ちるということも述べられているので、必ずしもすべての商品にすべからくあてはまる方法論ではない。「友達紹介制度」や「情報を徐々に公開」といった方法はすべてこのバズマーケティングの観点からみると合理的に説明できるし、特にハリウッドの映画宣伝などはこのクチコミ効果を相当意識した方法をとっているようだ。「弱い結びつきは驚くほど強い」など、思いもかけぬ指摘が新鮮だし、ネットワークがこれだけ発達してくると、「感情的な反応」「希少性」といった概念がさらに重要になってくる。あくまで原理論なのですでにケーススタディとしてはふさわしくない事例も含まれているが、それでもなお、非常に面白い内容だ。
かなりいろいろな分野の書籍を読みますが、まずはビジネス関連書籍を中心に…なお個人的な☆印ですのであまり御参考にはなさらず…自分の好きな本を読んで好きなように活用していただく一助になればと思います。現在合計で2143冊の書籍についてアップロードしています_¢(0-0ヘ)。そろそろ「タグ」をまめにつけて整理していこうかな、と考えています。順不同ですがそのうちに分類基準を決めていきます【^_^】 「濫読」ではあるのですが、定期的に 1.民法・会社法 2.財務会計 3.近代経済学 4.流通・マーケティング 5.世界史関係 の書籍は読むようにしています。
2008年11月30日日曜日
クチコミはこうしてつくられる(日本経済新聞出版社)
商品もしくは製品に関する消費者のクチコミなどの情報を総称してbuzzといい、このbuzzを利用したバズ・マーケティングをいかに構築していくか、といった視点でわかりやすく説明がされている。このバズ・マーケティングに向いている製品は「会話型製品」でしかももとの製品の品質は当然よくなくてはならないという前提はある。悪い製品であれば悪いバズが構築され売上はさらに落ちるということも述べられているので、必ずしもすべての商品にすべからくあてはまる方法論ではない。「友達紹介制度」や「情報を徐々に公開」といった方法はすべてこのバズマーケティングの観点からみると合理的に説明できるし、特にハリウッドの映画宣伝などはこのクチコミ効果を相当意識した方法をとっているようだ。「弱い結びつきは驚くほど強い」など、思いもかけぬ指摘が新鮮だし、ネットワークがこれだけ発達してくると、「感情的な反応」「希少性」といった概念がさらに重要になってくる。あくまで原理論なのですでにケーススタディとしてはふさわしくない事例も含まれているが、それでもなお、非常に面白い内容だ。
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